タイルデッキや玄関のタイル掃除方法
タイルデッキや玄関タイルなど、住んでいる内にだんだんと黒ずんでいたり、ホコリがたまってしまうことってありますよね。どちらも明るいイメージを保ちたい場所なので、キレイな状態を保ち続けたいですよね。そこで、ここではタイルデッキや玄関タイルを掃除する方法をご紹介します。
タイルデッキや玄関タイルが汚れる原因
まず、なぜ汚れてしまうのか?その汚れの元は何か?知っておくと、お掃除方法や頻度が変わってきます。それでは、どのような汚れが多いのでしょうか?
- 砂埃・土埃
- 葉っぱ、枝
- 排気ガス
- 花粉
- カビ
- 塩
まず玄関タイルについては、普段歩いている靴底にくっついた砂埃・土埃が最も多い汚れです。また、玄関ドアの開閉時には、葉っぱ・排気ガス・花粉などが入ってきます。これらは時期的な要素や天候によりますが、ハウスダストの元になってしまいます。
タイルデッキの場合、常に外に面していますので、上記の他にカビや塩などが汚れの原因になります。特に、近年の台風で「塩害」が話題となり、住宅の外部に面している部分に白い粉のようなものが溜まったという経験がある方もいらっしゃいます。放置しておくと、塩は腐食の元になってしまい、タイルデッキの劣化を早める原因となります。
これらの場所を毎日掃除できれば良いのですが、共働き夫婦の場合、そういう訳にはいきません。そのため、軽めの掃除を週1回、本格的は掃除を1~2か月に1回の頻度で行うのが理想的です。
お掃除の前にタイルの素材を確認
掃除をする前に、ぜひ確認しておきたいことがあります。それは、タイルの材質に合わせた掃除方法です。実は、タイルの材質にタイルを使用している場合、その材質が天然石なのか人工石なのかによって、扱い方が変わります。住宅の施工時に、予めタイルの素材を確認しているかと思いますが、人工石の場合はデッキブラシでこすって洗っても問題はありません。
これに対して、大理石や御影石などの天然石は、表面に細孔と呼ばれる見えない穴が空いており、そこに埃が入り込みます。それを知らずにデッキブラシでゴシゴシ洗ってしまうと、埃が余計に細孔の奥へ入ってしまったり、天然石の表面自体を傷つけてしまい、光沢が失われてしまいます。そのため、水をつけない雑巾やモップで乾拭き程度に留めておきましょう。
タイルデッキや玄関タイルのお掃除方法
タイルの表面がツルツルした素材の場合
タイルの表面がツルツルした素材の場合、以下の掃除道具を準備しましょう。
- ほうきor掃除機
- バケツ or ホース
- 水拭き用と乾拭き用の雑巾 or モップ
まず、タイルの素材によっては傷が付きやすいものがありますので、いきなり掃除機を使うより、お試しでタイルの一部をほうきで掃除してみましょう。
次に、ごみや汚れを一気に除去するために、バケツかホースで水をまき、雑巾かモップでふき取り掃除を行います。この時、しっかり汚れを落としておかないと、乾いた時に汚れが固まってしまうので、注意しましょう。
もし、なかなか取れないと汚れがある場合は、メラミンスポンを使ってみて下さい。水でこするだけですが、汚れが良く落ちますし、タイルを傷付けるがありません。
最後に、乾拭きをしっかりと行い、水気を取り除きましょう。特に、タイルとタイルのつなぎ目に入り込んだ水気は水垢の元になりますので、しっかりとふき取っておきましょう。
タイルの表面がザラザラした素材の場合
タイルの表面がツルツルした素材の場合、以下の掃除道具を準備しましょう。
- ほうきor掃除機
- バケツ or ホース
- デッキブラシ
- 雑巾 or モップ
まず、タイル表面がザラザラしている素材は、最初にほうきか掃除機で一気にごみやほこりを取り除いてしまいます。タイル表面のザラザラ部分に細かほこりが入り込んでいるため、おススメなのは掃除機で一気に吸い取ってしまう方法です。
次に水拭きです。ここからは、表面がツルツルした素材と同じ要領で掃除していきます。違いは、ゴシゴシと洗うためにデッキブラシを利用すること。タイルとタイルの表面よりも、つなぎ目から汚れをかき出すような感じで洗っていきましょう。最後の乾拭きは、表面がツルツルした素材と同じです。
尚、住宅によっては水洗いが難しいケースがあります。それはマンションです。玄関に水を撒いてしまうと、共用部分に水が広がってしまうため、水拭き程度に留めましょう。また、マンションのベランダにタイルデッキを使用している場合、高層から下層への水漏れが心配されます。トラブルになるケースもありますので、この場合も水拭き程度で十分です。
落ちにくい汚れが付いた場合
どうしても頑固な汚れが残っていて困っている…という場合は、以下の方法を試してみましょう。
- メラミンスポンジでこする
- クレンザーでこする
- ボコボコした石などの素材は重曹をうすめた水をかける
- 中性洗剤(食器用洗剤など)を薄めてデッキブラシでこする
特に、中性洗剤や重要を利用する場合、必ず薄めてから利用しましょう。その上で、タイル表面が色落ちしないか確認するため、目立たない場所で一度試してみて下さい。
まとめ
タイルデッキや玄関タイルの風合いを長く保ち、スッキリ明るい表面を保ち続けたいですよね。そのためには、汚さない工夫も必要です。例えば、玄関マットを引いて靴の汚れを落とすようにしたり、衣類に付着した花粉やほこりを払ってから玄関に入るなどすると、汚れは入りにくくなります。ぜひ、こうした点も工夫しながらタイルデッキや玄関タイルを掃除しましょう。
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