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おしゃれなひさしで玄関前をドレスアップ

公開日: : 最終更新日:2019/09/24 玄関

玄関扉前にひさしがあり、ある程度のスペースがあると、ひさしから小さめのプランターを吊り下げて飾ったり、好きな小物でお客様をお迎えするといった、住宅全体のイメージアップに繋がります。玄関は自宅の顔だとしたら、ひさしは「おしゃれな帽子」に例えることができます。

そんなひさしが、もし無かったり、小さかったりすると、玄関や扉は雨風に濡れ、ほこりまみれになってしまい、顔を汚してしまいます。そのようにならず、いつでも綺麗な玄関にするためのひさしの在り方をご紹介します。

ひさしの役割

住宅全体をデザインする際に、デザインのコンセプトと建物全体のイメージを建築士やデザイナーと相談します。最初はラフなデザインからスタートするため、玄関に対する要求事項は後回しになったり、検討がおざなりになってしまいやすい部分です。

そのため、どのような住宅で、どのような人達を迎えたいか?自分だったら、どんな気持ちで玄関に向かいたいか?考えてみましょう。すると、玄関のひさしに求める役割や要求事項が明確になってきます。ひさしに対する要求事項として、主に3つの役割をご紹介します。これら全てを網羅すべきということではなく、検討する際の一助としてみて下さい。

気持ち良いお出迎え

玄関先で気持ち良くお客様を出迎える時、モダンな住宅のひさしの下でちょっとした立ち話や、ナチュラルテイストで観葉植物を飾ったひさしを見た人は「なんて綺麗な玄関なんだろう」「凄く広そうな玄関ね」と感じます。

実はひさしは、玄関扉と同じ程度の幅よりも長めの設計にすることで、玄関そのものが広く見える視覚的効果を生んでくれます。また、雨の日などに多人数をお出迎えする時、傘をさしたまま来客者を外に待たせるにはいきません。少しでも幅広いひさしがあると、傘をささずにお出迎えできますので、来客者も気持ち良く自宅へ来てくれます。

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(施工例)[LIXIL玄関引戸 TOSTEM エルムーブ 採風×エルムーブ]

雨天や強い日差しから守る

ひさしは、雨や雪、夏場の強い日差しから守るために設けます。また、玄関扉に対するホコリや雨によるダメージを軽減してくれる効果があります。それでは、どの程度の奥行のひさしを設ければ良いのでしょうか?

アンケートによると奥行き60cm~90cm辺りのひさしが最も人気があります。具体的には、傘をさした状態で人が1~2人ひさしの下に入れる長さです。オーソドックスな奥行きを考えるならこの長さで丁度良いですが、100cmを超えるひさしを求める声もあります。

この場合は、建築基準法の容積に含まれてしまう可能性がありますので、玄関前を広めに設計し、ひさしに柱を加えてポーチとして機能させる方法があります。特に、コンクリート製のモダンな住宅に見られるスタイルで、雨天や日差しから十分に玄関を守ってくれます。

尚、ひさしを真横に取り付けた場合、ひさしの上に雨水が溜まったままとなり、それが乾いてしまうと汚れや劣化の原因になります。そこで、良く雨樋をひさしに設ける方法がありますが、最近のひさしはその点で大変機能的になっており、見えないような排水構造を持つものもあります。おしゃれかつ機能的なひさしで、玄関を守りましょう。

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(施工例) [YKK APルシアス ひさし H2 軒天パネル:板張り調 H2 化粧パネル:モダンエッジ W7 雨樋内構造 袖スクリーン]

不審者から家族を守る

最近、自宅に防犯カメラを設置し、警備会社と連携して何かあった時に、警備員が駆け付ける…というニーズが高まっています。その点において、より効果的にひさしを利用することで、防犯力を高めることができます。具体的な方法は、以下の通りです。

  • ひさしの下に人感センサーと照明を取り付け、誰かが夜に来たことが分かるようにする。
  • 用いる照明は、蛍光色と電球色があります。前者は、明るい光で周囲の人でも、不審者かどうか、防犯カメラにはっきりと顔が映るメリットがあります。電球色は間接照明としての役割が強く、玄関全体をドレスアップするメリットがあります。
  • ひさしの下に防犯カメラをあえて見えるように設置する。雨風でカメラのレンズが汚れるのを少しでも防ぐことができるため、不審者の画像が鮮明になります。また、劣化や故障から守ることができることも大きなメリットです。

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まとめ

いかがだったでしょうか。玄関は住宅の顔であり、ひさしは顔を守る帽子の役割を果たしてくれます。住宅の全体イメージに合わせて、設計段階でどのようなひさしにすると良いか?、必要な面積や高さはどの程度あれば良いか?を設計士と相談した上で、具体的な素材選びを進めていきましょう。尚、リフォームでひさしを設ける場合は、強度や耐久性が重要になりますので、特に設置方法や何メートルの風まで耐えられるかなど、メーカーのカタログ値を良く確認しましょう。

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