バーチカルブラインドのメリットデメリット
公開日:
:
最終更新日:2019/11/19
バルコニー・テラス, リビング バーチカルブラインド, 窓
おしゃれで高級感あふれるお部屋にするアイテムの1つが、バーチカルブラインドです。床から天井までブラインドを合わせることで、高さがある部屋に見せることができます。また、バーチカルブラインドを用いることで、窓自体にアクセントを付けつつ、光の強弱を付けられるため、好みに合ったお部屋の明るさにすることができます。ここでは、便利なバーチカルブラインドの種類、メリット、デメリット、活用例をご紹介します。
バーチカルブラインドの種類と特徴
バーチカルブラインドとは、アルミ製やガラス繊維などが羽根(ルーバー)の素材として使用されている縦型のブラインドです。オフィスを中心に使用されてきましたが、最近では個人の住宅の窓に対して、カーテンの代わりに使用する方が増えています。そのため、バーチカルブラインド自体も住宅用が増えており、様々な色や素材が増えてきています。ここでは代表的な「シングルタイプ」と「ペアタイプ」についてご紹介します。
シングルタイプ
透過性がないドレープの羽根(ルーバー)を使用したものをシングルタイプと呼びます。ドレープ1枚1枚が分かれて動作するスタンダードなスタイルです。どんなお部屋やインテリアスタイルに対してもコーディネートしやすく、種類も一番多いため、初めて使う方にはオススメのタイプです。
ペアタイプ
ペアタイプとは、透過性のある羽根(ルーパー)と透過性のない羽根(ルーパー)を組み合わせた縦型ブラインドのことです。さらに、ライフスタイル、使用目的、機能面などでさらに3種類に分かれます。
●センターレーススタイル(アンサンブルスタイル)
前述の通り、透過性のないドレープと透過性のあるレースが交互になったタイプで、羽根(ルーバー)を回転させるとドレープとレースを切り替えることができます。採光しつつも、プライバシー確保を保護できる点が大きな特徴です。尚、メーカーによって「センターレーススタイル」や「アンサンブルスタイル」と呼ばれています。
●ツーウェイスタイル
透過性のないドレープ1面と透過性のあるレース1面を1つに繋げて、カーテンのようにドレープとレースを切り替える事ができるとても便利なスタイルです。センターレーススタイルとは異なり、遮光性のないドレープ部分だけを見せるスタイルと、レース部分だけを見せるスタイルに分けられるので、布カーテンとレースカーテンと同じような使い方ができます。
●モアラップスタイル(ワイドスラット仕様)
これまでのペアタイプとは異なり、透過性のないドレープの羽根(ルーバー)のみを使用し、羽根(ルーバー)を重ねることで、全閉時の遮蔽性が高いスタイルです。かなり密接に重なるため、空気が逃げにくい特徴があります。特に、冬場は窓から熱が漏れることがない程、耐熱性にも優れています。尚、メーカーによって「モアラップスタイル」や「ワイドスラット仕様」と呼ばれています。
バーチカルブラインドのメリット
見た目にオシャレで都会の雰囲気を与えてくれるバーチカルブライドですが、インテリアに活用する上でのメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
- ストライプによる効果で、視覚的に天井が高く見える
- スッキリとしたデザインにより、シンプルかつ都会的なインテリアになる
- 布カーテンより調光がしやすく、布とは異なり重たい印象にならない
- 横ブラインドよりもホコリが溜まりにくいため、お手入れが楽になる
- ペットを飼っている場合、布カーテンと異なり、引っ掻き傷ができにくい
バーチカルブラインドのデメリット
バーチカルブラインドのメリットに対して、どのようなデメリットがあるでしょうか?
- 開閉を手動で行う場合、多少力が必要になってしまう。
- 布カーテンと比較すると、断熱性が弱い
- 布カーテンとは異なり、折れ曲がってしまったり、経年劣化でブラインドが割れてしまう
- デザインがシンプルになりすぎてしまい、オフィス空間のようになってしまう
デメリットのいくつかを解消する方法として、値段は高いですが海外製品では断熱性が高く、オフィスっぽくならない商品を選んでみると良いでしょう。また、開閉に関する手間を少しでも楽にしたい場合は、電動で動くタイプを選ぶと良いでしょう。
バーチカルブラインドの活用性
シンプルなリビングにアクセントを
柄をとり入れたバーチカルブラインドのコーディネート。全体的に無地がベースになっているのに対し、ブラインドに柄があることでお部屋全体のアクセントになっている点が絶妙です。
Fabrics of Chester – Houzz
ナチュラルなダイニングをトータルコーディネート
白を基調としたナチュラルテイストのインテリアに、テーブルチェアとバーチカルブラインドの色を合わせることで、白とベージュのトータルコーディネートを実現。
Fabrics of Chester – Houzz
モダンでクールなベッドルームに
モダンな色使いのベッドルームに、ベッドカバーに少しだけ近いものの緑を意識したブラインドを使って、お部屋全体をクールに纏めています。小技が光るのは、バーチカルブラインドとウッドブラインドの2種類を使い、お部屋の表情を豊かにしている点です。
Windows Dressed Up – Houzz
まとめ
いかがだったでしょうか。窓には当然カーテンを使用する!と今までお考えになっていた方も、この記事でバーチカルブラインドの魅力に惹かれているのではないでしょうか?通常のカーテンとは異なるインテリアデザインを目指せるだけでなく、種類によっては大変機能的であることが分かりました。是非、お部屋をデザインする際に、通常の布カーテンと合わせて、バーチカルウィンドウを使った時のイメージを建築士さんと相談してみて下さいね。
こんな記事も読まれています
関連記事
-
-
アクセントクロスでお部屋をオシャレに変えよう
なるべく費用を掛けずにおしゃれな家づくりをしたい方にオススメなのが、壁紙を1面のみを違うカラーにする
-
-
おしゃれに活用!インナーバルコニーの魅力
戸建てで生活していく上で、おしゃれでかつ便利な間取りのひとつが、インナーバルコニーです。インナーバル
-
-
おしゃれな空間を演出してくれる「フルハイトドア」
注文住宅やリフォームで室内ドアの色や採光部のデザインは気にされると思いますが、その際にドアの高さも気
-
-
まるでお部屋?! アウトドアリビングの魅力
憧れのアウトドアリビング 家の中からクッションを持ち出し、好きなスイーツと本を片手に、開放感あるプ
-
-
2戸1住宅マンションリフォーム
面積の狭い部屋同士をくっつけて1つの部屋にしてしまえば、狭いマンションでもゆったりと暮らすことができ
-
-
シャッターゲートのメリットとデメリット
大切な自動車を駐車するスペース。皆さんは、このスペースに屋根やゲートを設けていますか?特に、高級車や
-
-
2階リビングのメリット・デメリット
最近の注文住宅ではリビングを2階に設計する2階リビング(=逆転リビング)を選ばれる家庭が増えてきまし
-
-
自宅でグランピング・キャンプの出来る庭
今、世界規模で注目されているアウトドアのスタイルがグランピングです。 グランピングとは、「優雅
-
-
幅木(巾木・はばぎ)でオシャレなお部屋に
普段あまり気にしないお部屋の部材…それは「幅木」です。巾木(はばぎ)とも記載されますが、この部材は壁
- PREV
- おしゃれな空間を演出してくれる「フルハイトドア」
- NEXT
- 床暖房のメリット・デメリット