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段差のあるリビング、ピットリビング・ダウンフロアのメリット・デメリット

公開日: : 最終更新日:2019/11/18 リビング

住宅を設計するにあたり、海外の家やデザインを参考にする方は少なくありません。特に、参考にしたい部屋と言えばリビングですが、通常より一段低くなっているリビングは、左右だけではなく上下に対しても、広い空間となり、デザインに凝った作りと言えます。日本の住宅ではあまり見かけない構造なので、自分の住宅設計に取り入れ、よりワンランク上質なリビングフロアを自慢できます。そこで、ここでは段差があるリビング「ピットリビング」「ダウンフロア」の特徴・メリット・デメリット・設計ポイントについてご紹介します。

ピットリビング・ダウンフロアとは

通常の住宅では、リビングや個室などは同じ高さに設計されています。これに対して、リビングスペースだけ一段下げてあるリビングを「ピットリビング」または「ダウンフロア」と呼びます。デザイナーズマンションやモダンスタイルの住宅などで、ピットリビングやダウンフロアを設ける場合だいたい30センチぐらい床を下げるケースが多いようです。実際に設置する場合は、リビングの広さが重要になります。ピットリビングは、空間全体の範囲をハッキリさせつつ、高いデザイン性を持たせる効果があります。そのため、少なくともリビングは25畳以上あると良いでしょう。

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ピットリビング・ダウンフロアのメリット

自宅にピットリビングやダウンフロアを設けるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

  • リビングと他の部屋が区切られることで空間にメリハリが生まれる
  • 天井が高くなり、より開放的になる
  • (人によっては)目線が下がって、心理的に落ち着く
  • ホームパーティなどで、ソファーに座れない人がいる場合でも段差部分に腰掛けられる

このように、よりデザイン性を重視したリビングを設けたい、他の家にはないデザインにしてみたい方にオススメです。また、広いリビングでホームパーティを年に数回でもしたい場合は、お客様の椅子を用意しなくて、段差に座ることができるので、大変便利です。大勢の来客や正月やお盆の家族の集まりなど、少しフランクな感じで過ごしてもらうなら、このようなピットリビングが活躍してくれます。

ピットリビング・ダウンフロアのデメリット

自宅にピットリビングやダウンフロアを設けるデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

  • 段差でつまずく危険性がある
  • 段差があるため、掃除機やロボット掃除機での掃除がやりにくい
  • リビングのみ床下点検・シロアリ防止剤の散布がしにくい
  • 長期優良住宅の認定がされない(但し、10㎡以下はOK)
  • 設計・施工時に費用がかかる

普段の生活では、段差は慣れるとは思いますが、この環境になれていないお客様が見えた場合や、足腰が弱い両親などが来た場合、つまづく可能性があります。また、お盆に飲み物を乗せて慎重に運んでいる時など、すっかり段差を忘れてつまづくかもしれません。

掃除のしやすさですが、掃除機の苦手な隅が増えるためホコリが溜まりやすいです。特に、昇り降りをするためにステップを増やした場合、階段のように掃除が面倒になります。特にフローリングであればモップで掃除も楽ですが、ピットリビングの表面を絨毯にした場合は掃除機でお手入れすることになります。

ピットリビング・ダウンフロア設計のポイント

ピットリビング・ダウンフロア、インテリアデザインの中でも上級者向けですが、お子さんがいない夫婦2人だけの住まいや、雑誌に載るようなデザインに憧れてコンセプトを決めている方にオススメです。性は優れていますし、他の家ではなかなかない設備だと思います。気に入った空間で過ごすとすごくくつろげると思います。尚、ピットリビングやダウンフロアは、通常のリビングやフロアとは異なる設計が必要になります。具体的には、どのような設計上のポイントがあるのでしょうか?

コンセントの位置

コンセントの位置が高いと(他の場所と同じ高さ)、ピットリビングでくつろいでいると目線の先にコンセントがある状態になります。できれば、ステップ横に取り付けるなど、相談しましょう。また、掃除機用や照明用のコンセントを設置しておくと便利です。

床下点検がきちんとできる配置

フロアが下がっている部分は床下が狭い状態になっています。そのため、床下リビングの部分が狭くならない方法や間取りを工夫して、少しでも点検しやすい構造にしましょう。

昇り降りするステップの場所

例えば30センチの高さなら15センチの階段をフロアが下がっている部分全てに作ってしまうと、ピットリビングの面積が狭くなってしまいますので、導線部分のみステップを作ります。一度ピットリビングを設計・施工すると、リフォーム時はやや大規模になりますので、ステップ部分をどこに設けるか(老後のことも含めて)十分検討しましょう。

ピットの広さや段差の高さ

模様替えの際に、ピットリビングにある大物家具を移動させることは、やや現実的ではありません。理由は、ピットリビングの間取りに合わせて、家具類を購入しているため、そのスタイル崩すとデザイン性が低くなってしまいます。また、例えば、30インチぐらいテレビと、近すぎない低語のソファーの間隔で2つを配置します。その後で、テレビを買い替えて60インチにすると、テレビが大変近すぎてしまう上に、ソファーを後ろに下げたくても段差があるので下げれません。

まとめ

個性的なリビングであるピットリビングやダウンフロアは、シンプルかつあまり物を配置しないインテリアデザインに向いています。本サイトで色々ご紹介したリビングの中でも、空間そのものにデザイン性を求めるスタイルが似合います。他にない大変特徴的なリビングになりますので、そのようなインテリアデザインと間取りを検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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