まるでお部屋?! アウトドアリビングの魅力
憧れのアウトドアリビング
家の中からクッションを持ち出し、好きなスイーツと本を片手に、開放感あるプライベートな庭へ。そんな時間と空間と実現してくれるのがアウトドアリビングです。日々の暮らしに非日常を求めるニーズが高まる中、今アウトドアリビングに対する注目度が高まっています。
アウトドアリビングを是非我が家にも取り入れたいとお考えの方に、今回豊かな屋外環境を創るために必要な建築設計、屋外家具、楽しく過ごすアイテムを織り交ぜながら、実践方法をご紹介いたします。
アウトドアリビング施工のポイント
アウトドアリビングを施工するにあたり、新規に住宅を建築すると同時に、あなたや家族でどのような空間で時間を過ごせたら良いか?その上で、アウトドアリビングを住宅の内外を隔てることなく、一体感が空間にするか?建築家と相談するところから始めましょう。また、リフォームで建築設計する場合、アウトドアリビングだけを検討するのか?住宅そのものをリフォームするのか?予算やご家族の希望に沿って、建築家に相談しましょう。
それでは、アウトドアリビングを施工する上で、検討すると良いポイントいくつか紹介いたします。
- 住居の内側から見た時に求めるアウトドアリビングの景色
- 内外を隔てる壁の材質や色に合わせた庭の色使い
- ボーダーレスで住宅の内外に奥行きを持たせる構造と複数窓の配置
- コンパクトな面積でも解放感と自然な光を取り入れる設計
- モダンな空間にするか?自然を感じる空間するにするか?による使用材質やデザイン
あなたがイメージしているアウトドアリビングを、建築家やデザイナーがラフ画に描き、徐々にイメージを具体的な建築方法、使用材料や設備を具体化していきます。また、建築設計会社とは別に、どのような外観作りと必要な材料については、デザイナーやインテリアコーディネーターと相談し、必要アイテムを洗い出していきましょう。
アウトドアリビングの実践例
例えば、お昼に庭でティータイムを過ごしたい場合、ただテーブルとソファを置くのではなく、「庭で優雅な時間と空間を満喫する自分」のための家具を揃えましょう。そこで、上質なシングルソファーやクッション、低めでガラス製のテーブル、周囲を囲む大きめ観葉植物を揃えてみましょう。
もし、涼やかな夜に庭で、夫婦でゆっくりとお酒を頂きながら、大切な時間を共有したい場合は、先程の家具に加えて、地面を照らす間接照明と、メインとなる大きめのデザイン照明をソファーサイドかガラス製テーブル近くにおきましょう。照明はテーブルに近い方が反射光が綺麗に二人を暖かく照らし、雰囲気をより一層引き立ててくれます。
リビングとつなげたアウトドアリビング
一番お勧めなのがリビングとアウトドアリビングを繋げる間取りです。ガラスで繋げることでリビング自体広く感じますし、テラスで食事をするときもキッチンと遠いと不便です。間取りの注意点ですが、リビングを大きなガラスでテラスと繋げるため、近所の目線の対策が必要です。
屋上に設置したアウトドアリビング
ヘーベルハウスでも紹介されるのが、屋上にアウトドアリビングを作る間取りです。屋上なので景色も良く、地域によっては天体観測が出来るのではないでしょうか?ガーデニングや、中には屋上に土をひき、天然芝や畑を作る方もみえます。ただ、畑は土の入れ替えが大変なのでやめましょう。屋上リビングは、鉄骨造のなどの構造上屋上が作れる方のみ。屋根がないため、断熱や防水の技術に信頼がある施工会社がお勧めです。ただ、屋上ですので、1階にキッチンがある場合は、食事を運ぶのが大変ですので、アウトドアのようにゆっくり過ごしたい方にオススメです。
庭で過ごすアウトドアリビング
リビングとはまったく別に庭にアウトドアリビングを作る間取りです。例えばガーデニングが趣味の方やアウトドアリビングで食事するのではなく、ティータイムを楽しみたい方にお勧めです。庭にアウトドア用の家具を並べるだけで、おしゃれで優雅なヨーロピアンぽい庭に変身します。
アウトドアリビングのお手入れ
憧れのアウトドアリビングを検討する上で、もう1つ大切なことがあります。それは、日々のお手入れや、天候悪化時の収納です。家具を屋外に出したままにすると、日光による変色や劣化が早まります。また、自然を取り入れるために、観葉植物を飾ったり置いたりしますので、毎日のお手入れは欠かせません。こうしたデメリットは確かにありますが、ちょっとしたコツで手軽にお手入れや収納し、いつでも綺麗なアウトドアリビングを維持できます。
- 観葉植物は、虫や天候に強いものを選び、プランターを固定しておく。或いは、強風対策用に巨大プランターを採用する
- ソファーが雨風で濡れる心配を避けるため、大型のアウトドアファニチャーを選ぶ。種類によっては保護用の専用カバーがあるので購入しておく
- 日差しが気になる場合は、アウトドアリビングの屋根に開閉式キャノピーを付けて、日差しの明るさを調整する
- 悪天候時に備えて、アウトドアリビング全体を強化窓ガラスで覆う設計にする。また、雨風にさらされない収納スペースを用意し、簡単に収納出来るように建築設計段階から建築家に相談する
- あえて野ざらしにしても大丈夫な金属製のガーデンセットを用いて、手入れの手間を省く
まとめ
いかがでしょうか?アウトドアリビングで緑に囲まれて、心地良い風と日の光りを浴びながら、身体全身で自然のエネルギーを感じる場所と空間があったら、どんなに最高の時間を過ごせるでしょうか。一軒家でもマンションでも、バルコニーを利用した小空間のアウトドアリビングの施工事例も増えていますので、ぜひ建築家、デザイナー、インテリアコーディネーターに相談してみましょう。
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