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2戸1住宅マンションリフォーム

公開日: : リビング

面積の狭い部屋同士をくっつけて1つの部屋にしてしまえば、狭いマンションでもゆったりと暮らすことができます。特に築年数の古いマンションなどでは、50㎡以下の小さな部屋が少なくないので、このようなリフォームができたらとても便利ですね。他に3戸を2戸にするなどのリフォームが実施されることもあります。

では、はたして本当にそのようなリフォームをおこなうことは可能でしょうか?もしできた場合にはどのような活用法があるのでしょうか?今回は、2戸1住宅マンションリフォームについて解説します。

2戸1住宅

2戸1住宅マンションリフォームとは

2戸1住宅マンションリフォームとは、マンションの隣同士の部屋、あるいは上下の部屋同士をくっつけて一つの部屋とするための工事のことです。2戸1住宅マンションリフォームをすると単純に面積が2倍になるので、家族で居住するには狭すぎる部屋やスペースとして使い勝手の悪い部屋なども、ゆったり願い通りに使用できるようになる可能性があります。

2戸1住宅マンションリフォームは可能?必要な2つの条件とは?

2戸1住宅マンションリフォーム工事が可能か否かについては2つの条件があります。

  • 構造的に問題ないこと

隣接する部屋の間の壁(界壁)を抜いたり、上下の部屋の間の床を抜いて階段でつなげたりする工事をおこなう場合、壁や床に穴を開けることからマンションの強度に影響が生じる可能性があります。

従って、こうした工事をおこなっても構造的に支障をきたさないか否かの検査や構造計算などのテストを行わなければなりません。

テストの結果、構造的に問題ないことが確認できて初めて2戸1住宅マンションリフォーム工事が可能になります。

  • 区分所有者(他の部屋の住民)3/4の許可をもらうこと

マンションの界壁は共有部分なので、マンションの他の住民の許可を得なければ工事ができません。工事をするために必要な許可の数は、全体の3/4です。

この「3/4の同意による許可」という条件は、実質的には実現が非常に困難な条件です。他の住民の立場になってみるとイメージしやすいと思います。

「隣の部屋の同士の壁を抜く工事をしたいのでしても良いでしょうか?安全性に関しては、テストの結果問題ないと保証されています」

と言われても、「はたして本当に問題ないのかどうか?」「なぜ、他の住民のためにやかましい工事音などに目をつむらなければならないんだ?」といった疑問や不満が必ず生じます。

現実的に考えてマンションの区分所有者の3/4の同意を得るのはほぼ、不可能なことです。また、万が一他の区分所有者の同意が得られた場合であっても、管理費や修繕費の負担などは通常1戸分ではなく使用するスペースに応じて2戸分発生することになります。

2戸1住宅マンションリフォームが可能なケース

2戸1住宅マンションリフォームが可能なケースとしては、ご自身やご自身の家族がオーナーとして経営しているマンション物件に住んでいる場合です。区分所有者がおらず、管理組合がないこれらの物件では、オーナーである自分自身(あるいは両親)が改装工事に関して許可さえ出せば2戸1住宅マンションリフォームが可能です。

2戸1住宅マンションリフォームの活用方法とは

せっかく2戸1住宅マンションリフォーム工事を施工するなら、工事施工後の部屋のプランについても考えてみましょう。2戸1住宅マンションリフォームは部屋を広くとることができるので、活用法を工夫することで好みのライフスタイルを実現することもできます。

例えば、以下のようなプランが可能です。

シアタールーム

前後のスペースを広くとることで、シアタールームを設置したりリビングに大画面モニターを置いて臨場感のある映像を楽しんだりすることができます。シアタールームを設置する際には、天井に吊り下げ式のスクリーンを設置するなどして、投影距離を活かした大画面モニターを設置できます。

豪華なホテルの一室のような開放感あふれるリビング

リノベーションの仕方によっては、ホテルの豪華な一室や欧米の住居のような開放感あふれる幅のある部屋を作ることも可能です。部屋を広くとると同時に、窓のスペースを大きくとって、インテリアや家具についても希望の雰囲気にあったものを選びます。

まとめ

隣接する部屋同士、あるいは上下の部屋同士を一つにくっつける2戸1マンションリフォーム工事について解説しました。

2戸1マンションリフォーム工事は、賃貸マンションの場合には他の住民3/4の同意が必要なため、もし隣接する部屋を2戸購入したとしてもリフォーム工事が実現する可能性はかなり低いです。

しかし、ご自身や身内がオーナーをしていて、他に居住者がいない物件の場合では、2戸1マンションリフォーム工事をおこなって空間を広げたり豪華な空間を演出したりすることができます。

今回の記事を参考に、リフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?

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