おしゃれに活用!インナーバルコニーの魅力
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最終更新日:2019/11/19
バルコニー・テラス
戸建てで生活していく上で、おしゃれでかつ便利な間取りのひとつが、インナーバルコニーです。インナーバルコニーとは、屋根付きの広いベランダです。ベランダは通常90センチの奥行きなので、洗濯物を干すには狭く、洗濯物を干したり、布団を干す以外あまり活用できるスペースではありません。
そこで90センチ以上の広さを確保して使い勝手を良くしたインナーバルコニーに注目が集まっています。ここではインナーバルコニーの特徴と魅力についてご紹介します。
インナーバルコニーとは?
まず、ベランダとバルコニーの違いについて考えてみましょう。本来のベランダとは屋根付きのもの、屋根がないものをバルコニーと定義しています。似たような設備として「ルーフバルコニー」がありますが、これは下層階の屋根の上にあるバルコニーなので、屋根はありません。
それでは、インナーバルコニーはどのような定義でしょうか?通常部屋になる場所を切り抜きテラスにしているため、正確に言えばベランダの類になります。但し、ベランダとするには狭いイメージがあることから、「インナーバルコニー」という言葉で使用されています。
インナーバルコニーに必要な奥行き
インナーバルコニーはベランダの一種になりますので、通常のベランダの奥行きと同じく70センチから90センチになります。但し、物干しを使用すると通常のバルコニーと同じ使い方となり、インナーバルコニーとして活用するには奥行が狭くなります。
インナーバルコニーのポイントは「バルコニーとしても使える屋根付きの広いスペース」です。そのため、インナーバルコニーをどのように使うか?によって、必要な奥行が変わってきます。リビングの延長線上でお部屋のように使うなら、椅子やテーブルを置けるスペースが必要になります。その目安は130センチぐらいで考えて頂けると良いでしょう。
インナーバルコニーの活用例
従来のベランダとは異なるインナーバルコニー。ベランダを含めたトータルデザインとして、どのような使い方をするか?どのようなスタイルにするか?ライフスタイルが大きく変わりますので、ここではインナーバルコニーの活用例をご紹介します。
リビングとインナーバルコニーを繋げた連続空間
2階にリビングを設置し、リビングとインナーバルコニーを繋げると、見た目の開放感がかなり広がります。また、ホームパーティーや子供の水遊び、読書や夜風に当たりながらゆっくり過ごすなど、リビングだけでは味わえない外の景色と時間を堪能できます。
水回りも含めたインナーバルコニーの効率的な導線
2階に水回り・バスルームを設置した間取りの場合、ベランダだけでは勿体ないですよね。せっかくなら、広いスペースで洗濯物を干したり、いつもは干せないようなクッション、マットレス、布団など、2階で洗濯した物をそのままインナーバルコニーまで真っ直ぐ持ち運べるので、とても効率が良い導線になります。
アウトドアリビングで緑を感じる
ナチュラルテイストや非日常を味合う上で、緑の存在は心に栄養を注いでくれます。そこで、インナーバルコニーに「透明な屋根と雨戸」で設計してみてはいかがでしょうか?郊外の住宅で森が近ければ、森の中にいる感覚で時間を過ごすことができます。
建築家・桑原茂氏 「森の山荘」 https://suvaco.jp/room/owYDt85YGS
まとめ
いかがだったでしょうか?インナーバルコニーの魅力と活用例についてご紹介しました。活用方法によってはメリットが沢山ありますが、設置費用が高くなったり、日差しが入りにくいなどのデメリットはあります。しかし、様々な活用方法があるインナーバルコニーは、ただの屋根付きのベランダではありません。家族構成やライフスタイルに応じた無限の可能性を持っています。
インナーバルコニーを設置する時には、設計実績を持つ建築士と相談した上で、屋根全体の間取りに対するインナーバルコニーの広さ、位置、材質を考えて、理想のインナーバルコニーを検討しましょう。尚、関連する記事を以下に纏めていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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